若手指揮者の登竜門である、第56回ブサンソン国際指揮者コンクールで優勝した女性日本人指揮者沖沢のどかが話題になっています。
沖沢のどかさんはいったいどんな人なのか、この記事で紹介したいと思います。
沖沢のどかさんプロフィール
年齢:32才
出身:青森県
居住地:ベルリン
東京藝術大学音楽学部指揮科首席卒
東京藝術大学大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了
現在は、ハンス・アイスラー音楽大 学ベルリン修士課程オーケストラ指揮専攻在学中
指揮者としてのデビューは、2012年の東京都交響楽団定期演奏会『一柳慧プロデュース、日本管弦楽の名曲とその源流−15』にて。
ジョン・ケージ作曲『エトセトラ2』を4人の指揮者の1人として指揮者に抜擢された。
沖沢のどかさんのすごさ
沖沢のどかさんのすごさはまずもって東京藝術大学の入学です。
東京藝術大学は、音符を耳コピしたり、ピアノの試験があったりと実技試験が難しい。
私も関ジャムの東京藝術大学を見ていたが、指揮者は、手の動作一つ遅れただけで、曲のテンポが変わったりするため、非常に大変な役割だ。
しかも、各オーケストラの楽器の音が聞き分けられ、おかしいところを指摘しなければ務まらない。このあたりは映画でもヒットした「のだめカンタービレ」で千秋様がプラティニ国際コンクールという指揮者コンクールでも見せている。
さらに、沖沢のどかさんは、ピアノを小池ちとせ氏と北川暁子氏の指導を受け、チェロを前島敦、村川芳信の両氏に、オーボエを西沢澄博氏に教えてもらっているため、各楽器の演奏をプレイヤーからの技術と気持ちを会得している。
こうした楽器そのものの演奏技術と演奏者の気持ちの理解が、沖沢のどかさんの指揮としての武器になったに違いありません。
とてもじゃないですが、指揮者でピアノができるのはいいですが、(楽団メンバーに指導するため)チェロもオーボエもできる人はそうそう指揮者にはいません。
沖沢のどかさんのすごさが垣間見れます。
そんな難しい一流の音楽大学を首席で卒業し、見事ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝されているので、今後ヨーロッパでも指揮が見れるのが楽しみになりますね!
ベルリン在住なのでドイツ語も堪能なことでしょう。
ベルリンフィルでの客演指揮などにも今後呼ばれる可能性もありそうですね!