iGames社提供のスマートフォン用ゲーム「戦姫コレクション~戦国乱舞の乙女たち~」で、メンテンナンス後も10日間もゲームができない状態が続いており、倒産したのではという憶測がネットでは流れている。
iGamesは倒産したのか?その真相や倒産の可能性を見ていきたいと思う。
過去のゲーム会社倒産事例
今回のiGames社の事態を受け、同じようなことは過去になかったのかを調査すると、一つ判明した。
過去には、セガ系のゲームを手掛けていたアスペクトが負債額約6億円で突然倒産。
代表ゲームの「突破 Xinobi Championship」が公式Twitterにてメンテナンスの延期を通知されており、その後いきなり倒産を通知。ゲームユーザーにとっってはショッキングな事態になった。
なぜ、突然の倒産発表になるのかというと、理由はいくつかある。
1.ギリギリまで売上がほしいから
突然のメンテ、突然の倒産通知でショックを受けるのはユーザーだが、会社的には少しでもギリギリまで売上を上げたいのだ。
なぜなら、雇用された社員への最後の給与、破産手続きの弁護士への費用に使うための経費が必要だからだ。
何ヶ月前から倒産通知を出すと課金などが当然ながら止まる。
なので、ギリギリまで引き伸ばしたいのだ。
また、連帯保証にもなっている社長が個人資産にする可能性もある。
最後の給与をもらって、個人資産は99万円までは差し押さえられない。
そのためにもギリギリはで続けた可能性もある
ギリギリまで融資を粘った
資金繰りがショートするギリギリまで、銀行からの融資をお願いしていた可能性もある。
ギリギリでも融資を取り付ければ、会社は継続できるからだ。
しかし最後の頼みづなもだめならば、破産するしかない。
ユーザーや取引先からのお金の請求を防ぐため
倒産すれば、お金は銀行に没収されることが多い。
ともすればゲームで課金してもゲームが続かないのなら、返金要求がユーザーから上がってくるし、取引先からはお金が一目散にほしいと請求が相次ぐ発生する可能性が出る。
そうなればパニック状態になる。
でも倒産(破産)すれば、社長は会社の責任を取らなくても良いことになる。
弁護士に会社が引き継がれるためだ。
そのため、社長自身への誹謗中傷を防ぐ役割もある。
iGames社が配信停止処分になっていた
その後、iGames社がFightSong社から戦姫コレクションの配信停止の訴えを東京地裁が認められ、配信を止めていたことが明らかになっている。
ネットユーザーからは、倒産じゃなく、配信が停止になったのか~と少し安心した様子だが、配信停止=売上が立たない状況になる。
戦姫コレクションは事前登録ですでに15万人も登録者を突破したほど人気なゲーム。
主力で貴重な収入源をなくして、現在もゲーム出来ない状況なら余計に倒産へのカウントダウンが始まっている可能性が高い。
今なお、公式サイトはアクセスできない状況にもある。ゲームの配信停止だけなら公式サイトは見れても良いのだが、おかしい。
今後の動向に注意しながらゲームがどうなるのか見てほしい。