年のエース候補で、コパアメリカでもエクアドル戦でゴールを決めた中島翔哉選手が、期限付きでポルトガル一部リーグのポルトに移籍することが報道された。
中島翔哉選手は現在のカタールリーグのアルドハイルに移籍する前はポルトガルリーグにいたので、久々のポルトガル復帰だ。
そこでポルトというチームになじみのない人向けに、ポルトの強さ、そしてどんな選手がいるチームなのか紹介したいと思う。
ポルトの基本プロフィール
・名称:FCポルト(フトゥボル・クルーベ・ド・ポルト)
・クラブカラー 青と白
・本拠地:ポルト
・ホームスタジアム:エスタディオ・ド・ドラゴン
ポルトはポルトガルの首都リスボンの北部に位置したポルトガル第2の都市、ポルトワインは非常に有名なワインで貴重な観光資源になっている。
そんなポルトの街を本拠地に置くFCポルトは、ポルトガルリーグ屈指の強豪チーム。
ポルトガル1部リーグのプリメイラ・リーガでは合計28回の優勝を果たし、昨シーズンの2017年~2018年でもプリメイラリーグ1位。
また、欧州チャンピオンズリーグでは2回優勝を果たし、昨シーズンの2017年~2018年には準々決勝敗退まで上り詰めている。
こうした優勝回数は、ポルトの強さの表れだ。
そして中島翔哉にとってポルトに身を置くということは、抜群の成長と経験の環境に違いない!
期限付きとはいえ、チャンピオンズリーグやポルトガルリーグでの経験は自身はもちろんのこと日本代表エース候補としてまた一段成長できるので楽しみだ。
ポルトの強さは無名選手への先見性と育成力
また、ポルトは昔から無名選手を育てて、有名クラブに売却し、移籍金を稼ぐチームとしても有名だ。
いわば商売上手なサッカークラブで、経営的にもキャッシュリッチだし、若者を育てる上手さと先見性がある。
有名な選手を上げると、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス。今では超有名なコロンビアのエース級選手で日本代表も何度もワールドカップなどで苦しめられてきたが、まだ無名な頃から、育てていたとの見ると、ポルトの先見性はすごい。
ポルトは少年サッカースクールでも、親御さんが応援しやすいようグラウンドも周りがカフェテリアのようになったり、全コーチみんなで育てる雰囲気がある。
そうした工夫が見れるポルトは、中島選手にとっても成長環境として素晴らしいものに違いない。(少年ではないけどね)
中島翔哉は以前よりポルトからオファーを受けていたが、今回のコパアメリカでの評価を受けて、チャンピオンズリーグ優勝に持っていくために期限付きでも良いというオファーはある意味期待の表れなのかもしれない。
ポルトの有名選手
ちなみに中島翔哉が移籍sるポルトにはどんな選手がいるのだろうか。
過去ハメスロドリゲスのことにも触れたが、昔からの強豪チームだけに。すごい選手たちが多い。
その中で、例として2019年シーズンも活躍するであろう2人の選手を取り上げたい。
オリベル・トーレス
FCポルトで10番を背負う若きエースMF。
実は、名前は「キャプテン翼」の主人公である大空翼が由来。
キャプテン翼が好きだった兄が、大空翼のスペイン読みである「オリベルト・アトム」からオリベルがいいと発案したらしい。
そんな日本のマンガから名前に影響を受けているなんて、日本人の我々にとっても非常に親近感が沸く。
オリベル・トーレスはスペイン出身で、U-20のスペイン代表にも選ばれている期待の星。
ドリブルの技術とスピードに優れ、また大空翼という名前の影響からなのか、上空から見てるのでは?と思わずにいられないほど視野が広く、パスの巧みさもぴか一だ。
そんなオリベルのポジションはMFなので、中島のポジション争いをする若きライバルでもある。
ヤシン・ブラヒミ
FCポルトでFWを務めるヤシン・ブラヒミ。
チャンピオンズリーグでハットトリックもしたすごい選手(2013-2014)で、出身国アルジェリアの代表でもある。
スピードがめちゃくちゃ速く、ドリブルのテクニックも抜群で、突破力も高い超攻撃型フォワードだ。
以上、ポルトの強さと注目選手について取り上げたがいかがだっただろうか。
FCポルトの強さは、その優勝回数と有力選手に表れている。
ぜひ、中島翔哉選手もわずか1年の期限付き移籍とはいえ、こうした強豪チームの環境に身を置き、さらに日本代表のエースとしてどんどん成長してもらいたいものだ!