スカーレット(朝ドラ)モデルの神山清子さんはすごい人だった

スカーレット

2019年9月30日から始まるNHKの朝ドラ「スカーレット」。

主役の陶芸家・川原喜美子には実在の人物がいて、とてもすごい人だったので、紹介したいと思います。

これを読めば、あなたもスカーレットがより楽しく見れるはずですよ!!

朝ドラ「スカーレット」のモデルは神山清子さん

朝ドラ「スカーレット」のモデルは、陶芸家の神山清子(こうやまきよこ)さん。

ドラマでは大阪生まれですが、モデルの神山清子さんは長崎県佐世保市の生まれ。

お父さんの仕事の関係で滋賀県に引っ越し、信楽焼きで有名な信楽町に引っ越してきました。

神山清子さんは絵を描くのが非常に得意で、それを生かして和洋裁学校を卒業後、陶器の絵付けの仕事に就職します。

和洋裁学校は、父親が「女は料理と洋裁ができないとダメだ!」という言いつけを守り、行ったらしいです。

しかも学費は花を売って自分で稼いでいたのだとか。

昔から苦労してきたんだなとしみじみ思います。

神山清子さんは陶器で絵付け仕事後に27歳で独立。

当時、男ばかりの陶芸業界において非常に珍しい形ですが、独立した理由は、自宅近くの窯で見た「自然釉」に魅了され、独自の信楽焼きを作ろうとチャレンジしたことからだそうです。

そして、独立して自分の工房である寸越窯(ずんごえがま) を作ります。

この寸越窯(ずんごえがま) に至っては窯が崩れてしまったり、借金してなんとかやりくりしたりと大変だったようで、

自然釉を自分のもので作り出すのには3年の月日がかかったようです。

自然釉は信楽焼きの特徴である、「灰被り」によって生み出されるオレンジのような赤色と焦げたような黒色の模様が特徴で、うわぐすりを塗らない自然なままの姿から、日本のわびさびを感じる味わいをもらたしています。

神山清子さんは、その自然釉が作り出す緑・白・赤・オレンジといった色合いを出すことを自身のオリジナル作品に昇華させ、独自の焼き物を生み出しました。

↓信楽焼きの灰被りやうわぐすりをつけない特徴については、詳しくこちらでも記事にしています。

スカーレット(朝ドラ)ロケ地の信楽町と宗陶苑が舞台に




神山清子さんの作品の値段がすごい!!

ちなみに神山清子さんの作品は手ごろな価格のものもありますが、過去の作品では、すごい高値がついています。

メルカリにて、「自然釉面取壺」がなんと48,000円!

「信楽自然釉 手桶花入」にいたっては古美術店のオンラインショップで15万円でした!(しかもすでに売れ切れ!)

神山清子さんの作品は個人的もに自然釉が生み出す色合いがとても鮮やかで、焼き物というより美しい色のアートを思わせるようなものです。

また、「火火」という映画にもなったことから人気作家となり、越百貨店、松屋百貨店、西武百貨店でも個展を開かれていることから価格が高くなっているのかもしれませんね。

今後もスカーレットの影響で寸越窯や作品に注目が集まりそうですね。




 

神山清子さんは日本の骨髄バンクにも尽力した人物

また、神山清子さんは日本の「骨髄バンク」設立に貢献した人で知られています。

今は、骨髄バンクのドナー登録の呼びかけやCMがあり、私たちの間でも知れ渡っていますが、
この情報発信を呼びかけたのも神山清子さんだなんてすごいです。

というのも、神山清子さんの長男の賢一さんが白血病を患ってしまったことがきっかけだったそうです。

陶芸とドナー登録運動に情熱を注いだ神山清子さん。

そうした姿が朝ドラ「スカーレット」の主役川原喜美子でも通じる部分が出てくるんじゃないかと思います。

いやはやドラマがどんな感じになるのか、楽しみです!

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