新しい血液型「KANNO」が承認されたことで、血液型は実は36種類もあることが話題になっています!
血液型ってなんと私たちが知っているA、B、O型以外にも種類があるって知ってました?
普通知らないですよね~。
そこでこの記事では、血液型36種類の一覧を紹介したいと思います。
そもそもどうして血液型は種類が多いのか?
血液型が種類が多い理由には、輸血の際、より安全で大丈夫なように精度を高めるからです。
血液型の元となる抗原と呼ばれる血に入っている物質は、数100種類もあり、全くあなたと一緒な血液型は双子でもない限り存在しないようです。
なので、輸血って本当に他人の血が自分に入っちゃうんです。
とすれば、より自分の血に近い人の血液を輸血する方が、体にとっても安全なので、血液型が細かく分類されているのです。
良く知られているのはABO型とRH型で、この2つを組み合わせて使います。
血液型36種類一覧
血液型36種類は以下の通りです。
001:ABO
002 :MNS
003 :P1PK
004 :Rh
005 :Lutheran
006 :Kell
007: Lewis
008 :Duffy
009 :Kidd
010 :Diego
011 :Yt
012 :Xg
013 :Scianna
014 :Dombrock
015 :Colton
016 :Landsteiner-Wiener
017 :Chido/Rodgers
018: H
019 :Kx
020 :Gerbich
021 :Cromer
022 :Knops
023 :Indian
024 :Ok
025 :Raph
026 :John Milton Hagen
027: I
028 :Globoside
029 :Gill
030 :Rh-associated glycoprotein
031 :FORS
032 :JR
033 :LAN
034 :Vel
035 :CD59
036 :Augustine
037 KANNO←新しい!
引用:「国立研究開発法人 日本医療研究開発機構」より
訳わからない種類ですね!
JRとか電車かと思いましたし、OKというのも面白いです。
ちなみに9番目のKiddは、新生児溶血血性を起したKidd夫人の6番目のお子さんから由来しています。
これらの血液型は先ほど紹介した抗原の種類を特定してグループに分けたものになります。
つまりは私たちが知っているA,B,Oの抗原以外ってめちゃくちゃあって分類できるということです。
血液型が認証されるのは、国際輸血学会
血液型ってどこが決めるのでしょうか?
それは、国際輸血学会の血液型命名委員会というところで決まります。
この学会はオランダのアムステルダムにあり、97カ国1700人の会員からなる学会で、血液医学研究の権威です。
新しい血液型KANNOとは?
新しい血液型KANNOはプリオンタンパク質という血液抗原です。
この抗原の発見により、アジア人で5%程度の輸血不適合な方への輸血ができる可能性があると期待されています。
そう考えると、輸血できずに手術を断念せざるを得ない人にとっては希望の星ですね!
以上、血液型36種類一覧、KANNOについて紹介しました。